2016年12月の記事一覧

12/01

小学校で「3.9+5.1=9.0」と回答したら減点になったっていう記事を最近よく見る。

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6222523


これについて、文科省は「教員の裁量」という回答を出しているようです。

数学を2か国で教えた経験がある人間として、このあたりの僕なりの見解を述べたいと思う。

日本では、小学校では、数学を専攻としない人も算数を教えます。
もちろんそれは普通なことで、小数点の計算を教えるのに因数分解や微分積分の知識などいらないわけで、そのレベルの知識がなくても教えられるわけなんです。
だから、日本に限らず、数学が専攻ではない人が算数を教えることは、どの国でも普通です。

正直なところ、数学的に言ったら、9.0も9も正解です。
ただ、授業でどのように教わっているのか、授業で教員が意図した答え方で答えてくれているか、そういったところを文科省は考慮し「裁量」としたんだと思います。
正直、こういったものがこんなに大きな問題になるのは、インターネットの発達が原因で、インターネットが発達する前は、もっといい加減な部分もあったと思います。
10÷0=0って、平気で教えている小学校があったことも知っています。

でも、ここで、その専攻の先生とそうでない先生の差について話しておこうかと。
数学専攻の先生であれば、9.0でも9でも正解とするでしょう。
ただ、数学を専攻としていない先生に対して、この細かいところを拾い上げ「こんなのおかしい!」って大問題にすること自体、ちょっとかわいそうな気がするんです。

たとえば、僕がもし小学校の先生になったら、自分が苦手な歴史や国語などを教えなければならない。
とすると、僕が仮に歴史上の人物名をテストで出したとして、それを採点するときに、その人物に別名があったとしたら、そして僕はそれを知らなかったとしたら・・・僕には教科書に載っている名前でしか正解として取り扱えないんですよね。
僕の知識なんて、歴史ヲタクの小学生にかなわない程度しかないんですから。

その視点からすると、教科書に載っている通りに、もしくは、教えたとおりに解いてもらえないと評価しようがなかったりします。
もちろん長年勤めている経験がある先生はそんなことはないでしょうし、一つ一つしっかり勉強されている方はそんな教え方はしないのかもしれませんが、仮に僕が専攻以外の教科を教えるとしたらこうなってしまうかなぁって思います。なので、仮に僕で娘の担任の先生が9.0に対して減点してしまったら、小声で「先生、これも正解ですよ」って伝えてあげると思います。

もちろん教えている先生にも、自分の間違っている部分を正す素直な気持ちは必要だと思います。でも、僕が読んだ記事を見ると、テストで減点になったことだけをクローズアップされていて、その後その先生とどんなやり取りがあったかが書かれていない。つまり「この先生こんな○付けしてる!」って思った親が、写真を撮ってアップしたんじゃないかと。
その一か所だけつまんで批判するんじゃなくて、どんな流れだったかをしっかり把握して記事にしてほしいなぁって思います。

ただ、この採点方法に関してですが、中学数学でそれをやってしまったら少し問題だとは思います。

僕が中学生の時、歴史のテストでこんなことがありました。
学校では「韓国」と教わったところを、僕は自分が使っていた参考書に「朝鮮」と書いてあったので、そっちの答えを書きました。歴史に無頓着だった自分には、その違いがよく分かってなかったので。
で、その先生はテストを返す時に
「どこで学んだかは知りませんが、韓国と私が教えたところを朝鮮と書いている人が数人いました。出題文の取り方によっては間違ってはいないので正解にはしましたが、私には理由があってそう教えているので、個人的にはできれば韓国と答えてほしいです。」と言っていたのを思い出しました。

これがプロフェッショナルであり、芯の通った教科指導の在り方なのかと。
9.0で不正解であるのであれば、それが不正解とした意図をしっかり説明する義務があるとは思います。
ただ、そのレベルを個々の教科に求めていいのは、やはり中学校の数学からかなぁ、って思います。

といった意味では、実はNZのインターミディエートの数学も日本の中学校のようになるべきなんではないかなぁって思ったりしています。
もう少し、高校寄りの授業スタイルを重視させた方がいい。
重要なのは数学を純粋に楽しませること。
生徒が自ら学べるぐらい数学を面白く教えること、これが重要なんです。

ということで、NZの数学にも触れておきたいと思います。
NZが英語圏で数学が一番できない国になってしまった。
僕は、勝手にこの現状を「神様が僕にくれた課題」と認識しています(笑)

https://nzlife.net/archives/13636

理由ははっきりしています。

教育委員会の方針がどんなものなのか、現場にいて全く把握できないんです。
また、教育委員会の方々が推進する数学の授業の形自体にも私は疑問を感じます。

教育委員会の人が、教授型の数学の授業を「古い形」として批判している場面に出くわしました。
批判されているのは、素晴らしい授業をしている先生の授業です。
生徒は全員躍起になって問題を解き、目をキラキラさせながら先生から出された問題を解いています。
生徒はみんなその先生の授業を楽しいと言っている。
その先生が教えている生徒は、みんなしっかり数学を理解している。
しかし、その先生の授業を「古い形」としてNZの教育委員会から派遣された職員は一蹴してしまったんです。

そして、批判対象に合わなかった先生方の授業は、端末で数学ゲームをさせたり、音楽を聴きながら問題を解いたりなど、家でできる作業をわざわざ授業の中に入れ込み、生徒が個々に学ぶシステムを構築した先生の授業でした。
こういう授業をしている先生方は、みんな研修に通ったりして新しいことをしっかり取り入れ、NZが理想とする形に近づけようとまじめに頑張っている先生方です。

先生方が研修で何を教わってきているのか・・・僕はまるで「9.0で減点された生徒の親」のような気持ちを抱いています(笑)

NZの算数教育を取り仕切っている人に、数学を学ぶ利点をもう一度考えてほしいなぁって思います。
現場は相当混乱していますよ。
よかったら僕が力を貸しますよ!

IELTS受かってませんけど(笑)




↓もし、よろしかったら、押して行ってください。
お願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

にほんブログ村のニュージーランド情報ランキング。
トップへ | 

プロフィール

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

☆☆☆カウンター☆☆☆

アクセスランキング

リンク

ブロとも申請フォーム